真っ白い紙の上
Blueのペンで 冷たい空気のメロディー綴ってみた
髪とマフラーを揺らして通り抜けて行く
冷たくなりかけた心を
コーヒーでなんとか暖めようとしている
真っ白い紙の上
Greenのペンで 春を待ち続ける自分を描いてみた
裸樹の枝先に押し込めた輝きと憧れ
落ち込み沈んだ瞳を
川明り浮かべて漂わそうとしている
真っ白い紙の上
Rose Murderのペンで 空に浮かんだ雲を紅く染めてみた
頬を撫でる風知らない内に包み込んで行く
じれったく進む時計を
ただじっと見つめ続けている
話そうとしてる間に忘れた言葉
話したいのに消えてしまった言葉
何時か誰かに聞いてもらいたい
あの場所に置き去りにしてる
あの頃と変わらない風景に
あの日のままのあの人の涙
真っ白い紙の上
Ink切れのペンで 誰にも見せられない自分を
誰にも見せられない言葉を
誰にも気付かれないように
そっと 記してみた

(小牧市、文芸・芸術祭応募 入選作品)
注)一部修正、有り
せせらぎ











