20数年
親父とは、会ってない
最後の時ってのが
俺から決別を言い渡した時だった
彼には、恨みや憎しみしか沸かない
その想いを、あの日
全て吐き出すかの様に
とあるサ店で、
大声張り上げて、叩きつけた
自身でも気付かぬテンションの上がりに
他の客が振り返る程に達していた
なのに、
あのおっさんには、
ソノ俺の「想い」は、
まったく伝わっていない様で
別れ際、
「それでは、もう会う事もナイけどお元気で」
と言う俺の言葉を
「そんなコト言わずにィ~~
又ネぇ~~」と、返した親父
あれから
20数年、経ったんだ
そして先週、
昨年11月に死亡したとの
知らせが入った
直後での知らせに至らなかったこの現実が、
俺達の実際の「距離」を意味している
こちらの居場所も
連絡先も
あちらには見当付けられなかったのだ
一つの終わりを感じた
ソレは、
或る意味、
待ちに待った瞬間でもあり
それよりも何よりも
俺は、悲しんでナイ
涙の一つも出ない
実の父親の死に対して
親父と俺の関係が、
この今の感情に他ならない
やっと
終わったんだ、
こんな最期が、
俺達親子の終わりなんだ、
テメぇーーが、残した
親子の形なんだ
仏になって
気付いたか、
少しは
どうなんだろう??
そんな事が、
有りました。
せせらぎ



